福島県動物救護本部解散のご挨拶

 

       福島県動物救護本部

本部長 浦山良雄

 

 

 2011(平成23)年3月11日の東日本大震災、その後の津波による東京電力福島第1原子力発電所の爆発事故の影響により、わが福島県は、今まで経験したことのない未曾有の災害に見舞われ、太平洋側の浜通りを中心に約15万人の県民が避難せざるを得ない状態となりました。

 東京電力福島第1原子力発電所の爆発事故に伴い、一緒に生活していた犬、猫、家畜が取り残される事態となり、今まで経験したことがない様々な被害がでました。

 このような混乱の中、警戒区域に取り残された犬、猫を救済すべく、4月15日に福島県、(公社)福島県獣医師会、郡山市、いわき市、福島県動物愛護ボランティア会が福島県動物救護本部を立ち上げ、できうる限りの保護活動をしてまいりました。

 被災した犬、猫の飼育、保護管理活動を開始するまでは、様々な情報が錯そうし国、県、福島県動物救護本部等との連携が困難となり、大変な苦労を強いられたことは、災害時の被災動物対策のあり方について、獣医師会と行政との連携等について、さらなる検討をする必要があると反省しているところです。

 4年8か月もの長期間にわたり、全国はもとより、世界中の多くの皆様により、支援、義援金などの心温まる協力を頂きまして、平成25(2013)年3月までは、飯野シェルターにて、その後は三春シェルターにて平成27(2015)年12月まで、避難生活を余儀なくされた飼い主の犬、猫の飼育管理、さらには、環境省、福島県動物救護本部と共に協力をして、警戒区域より保護された犬、猫の保護管理活動をするとともに、新たな里親への譲渡活動を継続してまいりました。

 おかげさまをもちまして、飼育、保護管理してまいりました約1,000頭以上の犬、猫達を元の飼い主への返還と新たな里親への譲渡をしてあげることができ、尊い命を救う事ができました。

 全国の皆様はもとより世界中の皆様より心温まるご協力、ご支援をいただきました。おかげさまをもちまして、福島県動物救護本部が管理運営してまいりました三春シェルターを念願でありました福島県に寄贈することができ、平成29年4月より新たに福島県動物愛護センター(ハピまるふくしま)として稼働し、今後の福島県の動物愛護の拠点として、さらには、災害時の救護施設として活動することになりました。これをもちまして、我々の役割も収束と考え、今年12月末日をもって、福島県動物救護本部も解散いたします。

 あらためまして、これまでの福島県動物救護本部の活動にご理解とご支援、ご協力をしていただきました全国の皆様方をはじめ、世界中から義援金をお寄せいただきました皆様、ボランティアの皆様方、そして(公社)日本獣医師会を中心に全国の地方獣医師会の先生方、(公社)福島県獣医師会の会員の先生方に深く感謝と敬意を申し上げます。 

 

お知らせ

ご支援頂きました皆様へ

暖かいご支援本当にありがとうございます。

皆様からいただいた物資は、収容施設にて保護収容している動物達が快適に暮らすための飼育管理に活用させていただいております。